こんにちは、テルです^^
今回は「高値売り」と「薄利多売」それぞれのメリット・デメリットをお伝えしていきます。
ブログ読者さんの中にはBUYMA(バイマ)で活動を始めたばかりの方も多いと思いますが、
これから商売を軌道に乗せていくためには「どういう売り方をしていけばいいか」という
販売方法を自分自身で考える必要があります。
高値売りと薄利多売にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが良いかは一概には言えません。
バイヤー個人の考え方や活動状況によっても、向き不向きが分かれることになるでしょう。
ぜひ本記事を最後まで読んで、自分にとってベストな販売方法を選択してもらえたらと思います!!
初心者の方は参考にしてくださいね^^
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目次
BUYMAの「売上」「利益」「利益率」の意味を理解しよう
それではまず最初に、この記事の内容を皆さんにより深く理解していただけるように、
次の3つの言葉の意味を解説したいと思います。
- 売上
- 利益
- 利益率
「もう知ってるよ!」という方も、今一度おさらいするつもりで読んでみてくださいね!
「売上」とは
売上とは、皆さんが商品を販売してお客様から受け取った代金のことを言います。
【例】
この商品が売れた場合、Aさんの売上は10,000円となります。
このように、仕入れにかかった費用はさておいて「いくらで売れたか」というのを示すのが売上です。
当たり前の話ですが、たくさんのお客さんが買ってくれるほど売上も大きくなります。
「利益」とは
一方、利益とは売上から商品の原価を差し引いた金額のことを言います。
【例】
この商品が売れた場合、Aさんの利益は4,000円となります。
このように、利益は売り手が「いくら儲けたのか」を示す言葉ですが、
実は利益にはいくつか種類があり、それぞれ違った意味合いを持っています。
よくBUYMAで稼いでいる人達が「月収◯万円を達成しました!」などと言っていたりしますよね。
しかし、その人がどの利益を月収と定義しているかによって、実際に儲けた額は異なります。
利益の種類
売上総利益 (粗利益) |
売上高から原価を差し引いた利益です。 ざっくり計算した利益ということで粗利益とも言います。 【計算式】売上総利益=売上高-原価 |
営業利益 | 売上総利益から、さらに「販売費および一般管理費(販管費)」を差し引いた利益です。 販管費には人件費や広告費、光熱費、通信費などが該当します。 【計算式】営業利益=売上総利益-販管費 |
経常利益 | 本業を含めた事業全体から経常的に得た利益です。 企業であれば、この数値が高いほど収益性が高い会社であることを示します。 【計算式】経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用 |
税引前 当期純利益 |
法人税などの税金を支払う前の稼いだ利益です。 固定資産売却益(損)など、普通は計上されない特別な利益や損失があった時に計算されます。 【計算式】税引前当期純利益=経常利益+特別利益-特別損益 |
意味の違いを正しく覚えておきましょう!
「利益率」とは
利益率とは売上に対する利益の比率をパーセンテージであらわしたもので、
「利益 ÷ 売上高 × 100(%)」で計算できます。
【例】
- バイヤーのAさんは、ある商品を1個6,000円で仕入れて10,000円で販売しています。
この商品が売れた場合、Aさんが得られる利益は4,000円、利益率は40%です。 - バイヤーのBさんは、ある商品を1個8,000円で仕入れて10,000円で販売しています。
この商品が売れた場合、Bさんが得られる利益は2,000円、利益率は20%です。
この2人の販売目標が「2万円儲けること」だったとしたら、Aさんが5個売れば達成できるのに対して
Bさんはその倍の10個も売らなくてはなりません。
つまり、売上高は同じでも利益率が高ければ、それだけお金を稼ぐうえでの効率が良いということ。
最終的に手元に残るお金も大きく違ってきます。
BUYMAで高値売りするメリット・デメリット
さて、ここからはBUYMAで「高値売り」「薄利多売」をするメリット・デメリットを
それぞれ詳しくご説明していきます。
まず、BUYMAにおける高値売りとは一般的に利益率を高く設定して商品を売る販売手法を指しますが、
情報発信者の中にはこれとは少し違った、次のような定義づけをしている人達も存在します。
- 薄利多売をしないこと
- ハイブランドや高額商品を販売すること
- 国内定価より高く販売すること
- 新たな市場にいち早く参入して先行者利益を得ること など
ハイブランドの商品を販売するというこはつまり高い金額の商品を販売することを意味しますから、
一見「高値売り」のように感じるかもしれません。
しかし30万円の商品を販売できたとしても、その仕入額が29万9千円であったとしたら、
1,000円の利益しか生まれていないことになります。
これではいくら売り上げが高かったとしても「高値売り」とは呼べません。
高値売りに関しては人によって様々な解釈をする場合がありますが、高く売って利益を多く取るという考え方は
いずれも共通しています。
BUYMAで高値売りをするメリット
高値売りをするメリット
先ほどお伝えしたように、売上に対する利益の割合が大きければ、それだけ効率的にお金を稼げます。
たとえば10,000円の利益を得たいと考えている場合、1個あたりの利益が1,000円の商品であれば
10個も売らなくてはなりませんが、1個あたりの利益が10,000円の商品ならたった1個売るだけ。
単純に1/10の労力で同じ儲けが出るというわけです。
少ない作業量でたくさんの利益を得られるのは高値売りの最大のメリットと言えますが、
一方で、「差別化の力が身に付く」という副作用的なメリットもあります。
高値売りをするということは、つまりは金額以外の別のところで
ライバルたちと差をつけることを意味します。
それは、商品を出品するタイミングであったり、出品する商品やブランドの選定であったり、
またはいかに商品コメントを魅力的にするかというマーケティング力である場合もあります。
値段を安く売るということは正直誰にでもできる戦略です。
しかしそこで試行錯誤を繰り返し、「どうやったら価格以外のところで勝負できるか」を考えなくては
なかなか高値売りの戦略は通用しません。
この試行錯誤を繰り返したのちに、高値売り戦略をとることができるようになった出品者は、
その後も価格競争に巻き込まれることなく、長期的に安定した利益を見込める可能性が高いと言えます。
BUYMAで高値売りをするデメリット
高値売りをするデメリット
とはいえ、高利益が取れる商品というのはそう簡単に見つけられるものではありません。
利益を多く取るということは、まず仕入れ原価を抑えることを優先的に考えなくてはならないので、
日頃の仕入れ先のリサーチはもちろんのこと、VIP交渉や卸売交渉、さらには総代理店交渉といった戦略にも
踏み込む必要が出てきます。
また、一概には言えませんが、取れる利益が大きいということは商品そのものの値段も高いですから、
低利益の安い商品のようにすぐには売れません。
そのため、安定した売上を確保できるようになるまでにはどうしても時間がかかりますし、
売れにくさを解消していくためにはしっかりとしたアカウントを構築するほか、
マーケティングや顧客心理などを学ぶことが必須です。
売れるための努力なくして高値売りが成功することはありません。
BUYMAで薄利多売するメリット・デメリット
薄利多売は、高値売りとは全く逆の手法です。
つまり、文字通り「利益を薄く(少なく)することで、販売価格を下げて販売する」ことを意味します。
続いては、BUYMAでこの薄利多売をするメリット・デメリットをご説明していきます。
BUYMAで薄利多売をするメリット
薄利多売をするメリット
薄利多売というと、世間的にあまり良いイメージではないのでしょう。
しかし、実際はそうでもありません。
まず、BUYMAにはワンコインで買えるものから100万円以上するものまで様々な価格帯の商品が
出品されていますが、その中でもっとも売れ行きが良いのが1万円前後の低価格帯の商品です。
販売の回転率を上げていくことで、初心者バイヤーでも売上が安定するだけでなく、
最初はなかなか難しい「評価貯め」も可能になります。
購入者の立場に立った時に、評価が全くついてない出品者や、
評価の点数が低い出品者から購入するよりも、評価の点数が高くて
取引件数も多い出品者から購入した方が安心できます。
しかし4点以上の評価を獲得するにはそれなりの取引件数と
「満足」評価を得る必要が不可欠です。
もし最初から高値売りだけを戦略に取り入れてしまったら、評価を貯めるまでに
それなりの時間がかかってしまうことは否めません。
ですのでまずは薄利多売を通してとにかく「評価をたくさん貯める」ということを
一つの戦略として考えてもいいかもしれません。
また、低価格帯の商品は仕入れ値も安いため、海外輸入品にかかる関税が免除になるケースも多く、
価格設定の時に面倒な計算をしなくて済むのも初心者にとっては嬉しいところです。
さらに、低価格で売れるブランドのほとんどは買い付け可能なショップが限定されているので、
わざわざ買い付け先を探す手間もないというメリットもあります。
薄利多売に取り組んでいるという人達もいます。
BUYMAで薄利多売をするデメリット
薄利多売をするデメリット
BUYMAのようなECサイトでは、安価な商品ほど付加価値を提供しにくくなります。
価格以外で差別化を図ることが難しいということは、価格競争を勝ち続けるしかないですよね。
とはいえ、ただでさえ少ない利益を削って値下げ合戦をするわけですから、
一つニつ売れたところでは大した儲けにはなりません。
しっかり稼ぎたいと思ったら、とにかくたくさん売ることが薄利多売の原理原則ではありますが、
この「数を売って稼ぐ」というのは誰もが長期的に継続できるものではないと僕は思います。
「価格を安くしたら受注は増えたけど、そのぶんやることも多くなってきた。」
「やることが多くなって忙しくなったけど、手元の利益はさっぱり伸びない。」
こんな状況でモチベーションを保ち続けるのは、誰だって難しいでしょう。
薄利多売で稼いでいくなら、そのあたりの覚悟はしておく必要があります。
そんな状況だと、バイヤー活動を続けていくこと自体悩みますね・・・。
【結論】BUYMAは高値売りと薄利多売はどちらがいい?
さて、ここまで「高値売り」と「薄利多売」それぞれのメリット・デメリットをご覧いただきましたが、
皆さんはどちらが自分に適していると思いましたか?
高値売りと薄利多売にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、
一概に「こっちがいい!」という言い方はできません。
しかし、薄利多売は初心者でも取り入れやすいことから、
まずは実践しやすい薄利多売を通してとにかく「販売する」というプロセスに
慣れること、そして「評価を貯める」ということを目標にしてみるのも一つの方法です。
しかし出品活動や商品の取引に慣れていったら、少しずつ「高値売り」を意識しながら、
マーケティングや顧客心理なども勉強していくというのもいいでしょう。
今後も長い間BUYMAで生き残るためには、「商品価格を安くする」という単純な
戦略以外に、試行錯誤を取り入れた「本当の販売力」が必要です。
特に、「脱サラしたい」「自分の会社を持って独立したい」という場合には、
なおさら薄利多売を卒業して、「高値売り」ができる出品者になる必要があります。
僕自身も高値売りを実践していますし、またコンサル生さん達にも高値売りの方法を教えています。
その理由は、これまでご縁があった生徒さんの多くが
BUYMAで稼いだその先に叶えたい大きな夢や目標を持っているからです。
もしこの記事を読んでいるあなたも「しっかり稼いでいきたい」という高い志を
持っている場合には、薄利多売だけでなく高値売りもぜひ視野に入れていくことをおすすめします。
高値売りは薄利多売とは違った販売戦略が必要です。
「どうしたら価格以外で勝負できるのか」この思考は常に持っておくといいでしょう。
皆さんも販売方法を決める時は、最終的にどれくらいの利益を得られるようになりたいかを考えて
自分に合ったほうを選んでくださいね。
人生がガラッと変わるくらいの収入を得られるようになった人も少なくありません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「高値売り」と「薄利多売」の違いやそれぞれのメリット・デメリットをご紹介いたしました。
BUYMA初心者の方は、儲けを出すというより受注を獲得しやすくする目的で、
最初はあえて低価格帯の商品を選んで販売してみるというのも良いでしょう。
実際に取引をこなすことで各作業に早く慣れますし、実績や評価がたまれば
バイヤーとしての信頼度が高まってより売れやすくなります。
もちろん知識やノウハウをしっかり身につけたうえではじめから高値売りに挑戦しても構いませんが、
いずれにしても先入観や思い込みでそれぞれの販売方法の良し悪しを決めつけたりはしないことです。
高値売りは難しいとか、薄利多売は稼げないとか、固定観念にとらわれていては身動きが取れません。
物事の本質や正解不正解というのは、自分自身で経験してはじめて理解するものです。
金銭的リスクの少ないBUYMAなら、多少失敗したってそこからいくらでも挽回できます。
「気になるな」「やってみたいな」と思う時がきたなら、どんどん挑戦してください^^
問題解決に向けてサポートさせていただきます!
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よろしければぜひ登録してみてくださいね。
それでは今日はこのへんで。
最後までご拝読いただきありがとうございました^^
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