はじめに
仕事をしている際に、考えていることがぐるぐると頭の中をまわり、考えがまとまらない
言葉ではうまく言い表せない、いいアイデアを思い付いたのにそれ以上発想が広がらないなんてことありませんか?
そんなとき役に立つのが『マインドマップ』です。
『マインドマップ』は思考の整理や柔軟な発想を得るための手段であり、最近では『マインドマッパー』と呼ばれる人たちが存在するほど人気を集めています。
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目次
マインドマップとは
マインドマップは一覧性が高く、全体像を把握しやすいのが特徴です。
例えば何かをまとめるという作業に対して有効に働きます。
そしてマインドマップには汎用性があります。アイデアを出したり記憶をしたりという様々な場面で使うことができます。
また、いろんな書き方ができるあたりも特徴的です。
マインドマップセミナーの講師などは、いろんな色を使えとかきれいに描けとか絵を描けだとかいろいろ言いますが、そこにこだわる必要はありません。
そもそもマインドマップというのはあくまで手段。目的ではありません。
実際にマインドマップを使って成功されている方も色を3色以上使ったり、イメージを描いている人のほうが少数派です。
大多数の人が正しいマインドマップのルールとされるものに従って書いていないのが現状です。
それでも大きな結果を出している人わけですから、自己流で構わないということです。
分類ごとに色分けしたりすることによって自分なりにわかりやすくするために色を使うのはいいことだと思います。
しかしその場合、あくまでも自分がわかりやすければいいわけであって誰かに見せるためにきれいに書かなければならないわけではないということを覚えておいてください。
マインドマップを使うメリット
マインドマップを使うメリットはいくつかありますが、大きいメリットとしては発想が広がりやすくなることが挙げられます。
一つの情報をもとに連想したり感情を書き込むことによりそれまで考え付かなかった回答にたどり着くこともあります。
通常のメモやまとめられたノートとは違って、絵や図、いろんな色を使って描きだすため、文字情報だけよりも記憶に定着しやすいという効果が見込めます。
脳の思考を可視化することで『今回の意思決定はどのようなプロセスを経たのか』を捉えることも可能になります。
理解力や学習能力を高めたり、仕事の効率、生産性を向上したいとき、チームでプレインストーミングをしたいときにも使えるおすすめのツールなのです。
気を付けておきたいポイントとしては、丁寧にきれいに書かないといけない、ルール通りに書かなければならないなどといった気持ちになってしまうことがあります。
マインドマップを作成する際にお手本を見ると思うのですが、お手本はもちろんきれいに書かれているものを使っていると思いますので同じようにしなければならないと思ってしまいがちです。
これはマインドマップをはじめたばかりの初心者によくみられる傾向です。
マインドマップというのはどこかで発表するものでもなく、他人に見せるものでもないので自分さえ理解できればそれでいいのです。
完璧でなくてもいいです。
マインドマップの講師に聞いたら『きれいに書かないと意味がない』と言ってくる可能性もありますが、それは受講してほしいだけのセールストークと受け取って構いません。
マインドマップはただのノート術の中の一種類と受け取っていただいて構いません。
ほかの思考術よりマインドマップが優れている訳
いろんな思考術がある中で、ほかの思考術よりマインドマップが優れていると考えられる理由をご紹介します。
優れていると考えられる理由
マインドマップがおすすめの人
マインドマップはノート術であるため、日ごろノートを使っている人にはぴったりです。
例えば学生やビジネスマンなどが挙げられます。
しかしながら、その学生やビジネスマンの中でも不向きな人もいます。
それは物事をどんどん抽象化していくのが得意な頭のいいひとです。
頭のいい人にはマインドマップは向いていません。
その理由は、紙の中央に書いた主題がすべて正しいものとは限らないからです。
マインドマップのルールからすると主題を最初に書くことが手順になっています。
頭のいいひとというのはまずその主題から疑う習性があります。
主題を疑ってしまい、どうなんだろうと考えこんでしまうような人にはマインドマップは不向きです。
また、マインドマップとは一つの主題からどんどん放射線状に具体化していくという思考術ですが、いくつものことを同時に考えたりこなせたりする人には向いていません。
こういった人はひとつのことだけ考えなければならないという窮屈感を感じることになります。
マインドマップの書き方
まず初心者が知っておくべき3個のルールについて説明します。
ルール
このすべてのルールに従ってマインドマップを書かなければいけないということはありません。
実際3~4個くらいのルールに従って書いている方が多いです。
- 無地の紙を使用する
- 紙は横長の状態で使う
- 紙の中心部分から描く
- テーマはイメージ(絵)で描く
- 主題は1ワードのみ
- ワードは単語で書く
- 真ん中の主題から延びる線は曲線で描く
- 強調する
- 関連付ける
- 自分らしいスタイルで
- 創造力豊かに
- 楽しんで描く
この12個のルールをすべて守るというのはなかなか大変ですし、ルールを守ることに注目しすぎて、目標が『マインドマップを完璧に描く』ということにすり替わってしまう可能性もあります。
あくまでも手段であり、目的ではないのであまりルールを守ることに執着しすぎないようにしてください。
では書き方についてご説明します。
➊用紙の中心に主題(テーマ)を書く
最初に紙の中心部に主題を書きます。
紙は横長でとルールには書いてありますが、皆さん書きやすい大きさがあると思うので
こだわらずに書きやすいほうで書いてみてください。
紙を使うときは絵を描くのもありです。
パソコンや何かソフトを使って作成するときは絵を描けませんので、どちらでも構いません。
では、マインドマップに書く内容はいったい何なのか。何を書いたらいいのか。というところですが、
マインドマップに書く内容は、心の中で何となくもやもやしていることであったり、いろいろアイデアはあるんだけどまとまらなくて困っていることなどを書くといいです。
例えば『ダイエット』とか『勉強方法』とか『海外留学』とかなんでも構いません。
何となくだから主題なんか決められないという場合は、『悩み』『不安』『気持ち』なんかを主題にされるといいと思います。
➋主題から枝分かれさせていくための線を書いていく
主題を書いた後はそこから線を引き、枝分かれさせていきます。(この枝分かれさせるための線のことを『ブランチ』と言います)
枝分かれさせた後に書く内容としてはその時に思い付いた単語で構いませんが、
例えば主題が『ダイエット』ということであれば、『糖質制限』『ランニング』『スイミング』『筋トレ』『食事管理表』などといった抽象的な単語を書くとそのあと具体化しやすくなります。
もし書いている途中で何か思いついたら、思い付いたことはどの枝の単語と関連性があるのかということを考え、一番関連性が高いと思われる単語の部分から外側に向かってさらに枝分かれさせていくといいです。
➌枝分かれさせた単語からさらに枝分かれさせ、どんどん細かくしていったりつないだりする
主題から最初に枝分かれさせた単語に関しては、枝分かれのメインとなります。
そのメインの単語からさらに細い枝をどんどん延ばしていきます。
枝の数は3層、4層、5層…とどんどん増やしていってもらって構いません。
もし書いている最中にほかの枝とも関連性があるなと思った場合は矢印で結びましょう。
実際にマインドマップを書いてみてください。頭の中がスッキリすると思います。
そしてできるだけたくさんのことを書いてください。
こんなこと書いてもいいのかなぁなんて迷ってしまう方もいると思いますが、迷わなくて大丈夫です。どんどん書いてしまいましょう。
思い付いた段階でそれは連想されたイメージとなります。
そこからまた新しい思考が出てきたりするものです。
マインドマップをフル活用して成功するための目標設定をする
効率的にビジネスを考え、最短で目標達成するにはまず目標設定をすることが必要になってきます。
そのためにはまず、なりたい自分を想像します。
将来自分はどんな人間になりたいのか、どこにいたいのか、どんな目標を叶えたいのかなど自分の心の中にある願望を具体的に考えていきます。
どんな自分になりたいか大体定まったら、先述で説明したように中心になりたい自分のキーワード、イラストまたは図などを描きます。
なりたい自分が描けたら次はなりたい自分になるためには何が必要かをピックアップしていきます。
紙の中心部から枝分かれさせ、何が必要か、何をしなければならないかをできるだけ具体的に書き出していきましょう。
この作業を行うことで自分の目標をロジカルに理解することができ、目標の本質の理解につながります。
そのあと、『頑張れば達成できる目標』をいくつか作りましょう。
最後のほうに出していく枝分かれのキーワードは達成していくべき目標となります。
できるだけ具体的に、頑張れば達成できる、期限を設けるということをその目標の中に盛り込んでください。
もし曖昧な目標を設定して『いつかやればいい』と思ってしまうとか、無理難題の目標を設定してしまい、目標達成ができなくて目標倒れになってしまうと、達成感を味わうことができません。
目標を達成するためにはモチベーションを維持できなければなりません。
モチベーションを維持するためには具体的に、頑張れば達成できる、期限が設けられている目標設定が重要になってきます。
もし、ひとつでも目標達成ができなかった場合、ドミノ倒しのようにほかの目標もバタバタと倒れていってしまい、続けていく気力がなくなってしまう可能性があります。
それを避けるためにも目標達成できなかった時のことを想定しておいてください。
緊急時にどうするかというプランを立てておくことでひとつの目標に対して躓いてしまっても体制を立て直すことが可能になります。
なにかの目標を達成したいときに一番大切なのは土台になります。
その土台というのが目標設定のことです。
マインドマップを作る事例を解説
マインドマップを勉強で使う場合
マインドマップってどうやって勉強で使うの?と思う方もいらっしゃると思います。
それではマインドマップは手段ではなく目的になってしまっています。
普通にノートをとるのと比較するとマインドマップのほうが優れているのは一覧性であったり、絵を描く場合はイメージを膨らませやすかったりすることです。
普通にノートをとるほうが慣れているし簡単なのでマインドマップのほうが時間がかかることがデメリットです。
勉強そのものについて、最初にマインドマップを書くといいです。
学習するというのは最初に全体像を理解してそれから各科目を勉強していくとスピードがあがります。
マインドマップは一覧性が高いのでまさにぴったりです。
マインドマップを仕事で使う場合
仕事とは日々のルーティンワークが多く、なぁなぁになってしまうこともあり、モチベーションが上がらないという方もたくさんいると思います。
定期的にマインドマップを書くことでそのモチベーションを維持することができます。
自分が不安に思っていること、解決しなければならないことなどマインドマップにするといいです。
書き出すだけでもある程度整理できてスッキリするので、仕事にはとても効果的です。
不安に思っているタスクがある。その場合、ほかの選択肢を探ることもできますし、委任することもできます。別の適任者を探すことも可能です。
不安に思っているタスクを放っておいたらきっとどんどんやる気が削がれていき、後回しになることが目に見えています。
マインドマップを自己分析に使う場合
マインドマップは自己分析をするために使うことも可能です。自分の人生を振り返ることができます。今まで何にお金を使ってきたか。今まで何に時間を使ってきたかなどを主題にし、分析していくことができます。
過去の自分の振り返り、洗い出しなどにはぴったりです。
ただ、自分がどういった人間なのか。どういった評価をされるのかは自分では理解できないところにあります。
それは自分ではなくあくまでも第三者が決めることです。
こう思われたいと思う人間に近づくことは可能ですが、第三者がどう見るかはまた別問題になるので、もし自己分析をしたとして、第三者と自分との間でずれが生じる場合が多いです。
マインドマップを作るためのおすすめツール
XMind(無料)
Coogle(無料)
iMindMap(有料)
MindMeister(無料)
まとめ
マインドマップについていろいろご説明しましたがいかがでしたでしょうか。
ひとつひとつの目標を達成していけば結果的になりたい自分に近づくことができます。
仕事も同じで、目標があり、その目標を達成するには何をしていったらいいのか、目標設定をしておくことが大切です。
いろいろと考えてどこから手を付けたらいいのかわからない状態になり、やみくもにいろいろ試すより、きちんと頭の中を整理してひとつひとつ目標達成し、課題をつぶしていくことが最短で目標達成することの鍵になります。
最初は難しいと思うかもしれませんが、慣れればとても便利で手放せないものになるはずです。
ぜひ試してみてください!
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